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サイゼリアでの出来事

今日お昼に、父と一緒に近所のサイゼリアへ行きました。平日のお昼時、なぜか店内は大変混雑していて、僕たちの席が空くまで、1時間位待たされました。店の前で並んでいる時、周りの人たちの目が気になってしまい、予期不安発作が起きて、気が気ではなかったです。

やっと1時間待って、席に着くことが出来ました。そしてお冷を持って来たウェイトレスに料理の注文をしました。僕は以前から食べたいと思っていた、海鮮風パエリアを注文しようとしました。

「すみません。か、か、か、かいせん・・・」僕は激しくどもり息が苦しくなり、文章を最後まで言い切ることが出来ませんでした。代わりに父が、素早くフォローして、注文してくれました。僕は額に、脂汗をかいていました。ウェイトレスは僕を、虫けらの様に見下していました。僕はもう料理など食べずに、その場から逃げ出したい心境でした。

僕は自分に問いかけました。(俺は今、何か悪いことをしたのだろうか?なぜこんな惨めな思いをしなければならないのか?誰が一番悪いの?)いつまでも答えの出ない疑問が、僕の頭の中をグルグルと回っていました。その時感じたのは、ウェイトレスへの怒りではなく、自分自身に対する惨めさでした。

しかしその時、僕は前を向きました。どもってもいい!言いたい言葉を言いたい順番で、ゆっくり話そう!お前は何も悪くない!

海鮮風パエリアからは、海の香りが漂っていた。僕はそれを、無言でかっくらった。

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