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「清く 貧しく 美しく」(著:石田衣良)を読んで

巨大倉庫の中で、ピッキング作業を行う非正規社員の堅志と、スーパーでパートとして働く日菜子との、甘く切ない恋物語である。

気が弱く、いつも人生における試練の場から、逃げ続けてきた堅志。正社員になれず、30歳になっても非正規社員で働く堅志の、苦悩と葛藤が描かれている。堅志は最後に、正社員の地位を手に入れるが、日菜子との愛を選び、その正社員の地位を捨てる。そんな堅志の、幸せそうな背中が印象的だった。

私は、社会的成功イコール幸せ、だとは思いません。政治家や官僚になっても、苦悩の末自殺する人もいるし、家が無く橋の下でその日暮らしをしていても、自分の生活に満足している人もいます。

私は精神疾患(社交不安障害、強迫性障害、統合失調症)を患い、現在50歳で無職ですが、今ウェブライターを目指して、日々記事を書き続ける生活に、大変遣り甲斐と誇りを持っています。

人間の価値観なんて、100人いれば100人違うと思います。

一番悪い事は、自分の価値観を他人に、無理やり押し付ける事だと思います。

赤の他人から、どう見られようと関係ない!自分が幸せならば、それで良い!

正社員でも非正規社員でも、そんなことはどちらでも良いのです。

大事なのは、日々中庸の精神で、自己実現に向けて、己の道を一歩一歩前進することだと思います。

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