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「正しく知る不安障害」(著:水島広子)を読んで

私は社交不安障害を患って、もう20年になります。私を徹底的に苦しめ、地獄の底に叩き落した社交不安障害の「不安」とはいったい何なのでしょうか?

この「不安」の正体について、何十年も日々考えを廻らしています。「不安」に関する書籍も何十冊と読みました。特に心に残った本が、「正しく知る不安障害(水島広子著)」です。この本を読み、おぼろげながら「不安」の正体が見えてきた様な気がします。

一言で「不安」と言っても、感じるしかない不安(不安発作自体の不安)と、解決すべき不安(不安発作へ誘導する不安)との二種類があると思います。そして、解決すべき不安が感じるしかない不安を生み出す、という関係性にあると思います。

私の場合、解決すべき不安とは「被害妄想」であり、「孤独感」でした。

家から一歩外に出ると、周りの人達が自分を馬鹿にした目で見ていると、強く感じてしまいます。また、40代でまだ結婚もしていないため、妻も子供もおらず、孤独感にさいなまれます。この様な不安を原因として、感じるしかない不安(不安発作自体の不安)を生み出してしまいます。

その為最近私は、解決すべき不安を克服し、感じるしかない不安を素直に受け止めるようにしています。

それはつまり、「不安を理解し、怖れを手放す」ということです。

この考え方を胸に刻み、これからの人生を元気に明るく、前向きに生きていこうと思います。

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